香港馬ビクターザウィナー(セン6)をスプリンターズS(G1、芝1200メートル、29日=中山)に送り出すチャップシン・シャム調教師(64)が25日、共同会見に出席した。この日中山競馬場の芝コースで行った追い切りの感触や勝算を口にした。
以下、一問一答
-3着だった高松宮記念では中京の直線の坂で少し苦しそうにしていた、との話もあったが、中山も坂がある
中京での経験もありますし、賢い馬ですからうまく対応してくれると思います。
-高速馬場への適性は
良馬場ならかなりスピードが出るのは間違いないと思います。日本と香港の馬場に違いがありますし、タフなレースになると思いますが、中山の良馬場にも対応できると思います。
-近2走は7、6着と敗れているが振り返って。また、6月の前走以降の調整過程、今回参戦の意図は
体格的にはそれほど大きくないので、前走の斤量はかなり重かったと思います。香港では重い斤量を背負ってしまいますが、日本では少し軽くなるので走りやすい条件になると思います。また序盤から飛ばしていくタイプの馬なので、6月時点では少し疲労が蓄積していたと思います。ただ、夏休みで休養できたので体調はいいと思います。
-来日後の様子は
担当者がしっかりとケア、サポートをしてくれているので、前回の来日時に比べても非常に状態はいいと思います。
-けさの追い切りのテーマ、評価は
強くはやっていないですが、モレイラ騎手が乗ってくれて非常に動きはよく、調子がいいなと強く感じました。馬自身も楽しんでいる感じでしたね。
-相手の印象は
ペースも速くタフなレースになると思います。日本馬は優秀な馬だらけですが、幸運なことに日本を熟知するモレイラ騎手が乗ってくれますし、距離適性、馬場状態も合うと思います。
-鞍上への期待は
素晴らしいジョッキーが乗ってくれるので、いいレースになると思います。
-バリアトライアルの評価は
リョン騎手が乗って2度行ったが、非常にいい調整になったと思います。
-スタートダッシュが速く逃げる形がいつも戦法だが、今回も逃げたいのか。もしくは他馬が逃げるなら行かせる形もあるのか
相手にスタートが速い馬がいることは把握しています。金曜に決まる枠順が出てからだと思いますが、モレイラ騎手と話し合って作戦を決めたいです。今のところプランがあるわけではないです。
-休み明けの方が結果が出ている
以前の結果を見てもフレッシュな方がパフォーマンスがいいですね。今回もしっかりと休めています。
-来日後に体重が減った、とのことだが現在の様子は
たしかに移動で体重を落とす馬ですけど、今は492キロでいい感じだと思います。体調がよくて元気ですし、カイバもよく食べているので、日に日にコンディションはよくなっていると思います。
-高松宮記念に続いて2度目の来日。遠征へのモチベーションはどこにあるのか
まず日本の競馬が大好きだ、ということが第一です。そして香港からの移動が4時間を切るので、非常に利便性が高いですし、もちろん賞金も魅力的。すべてにおいて条件が整っていますが、香港馬が日本で勝つことは簡単なことではないです。安田記念をロマンチックウォリアーで勝った時も香港馬は18年ぶりの日本での勝利でした。世界中で活躍したいが、香港馬を日本で勝たせたいという気持ちが強くあります。

