クラシックの登竜門、きさらぎ賞(G3、芝1800メートル、9日=京都)で、ミニトランザット(牡、杉山佳)が重賞初制覇を狙う。新馬勝ち直後の前走京成杯では0秒1差3着に好走した。全姉イフェイオンは昨年フェアリーS覇者。3歳重賞に実績のある血統で、今回も好勝負になりそうだ。

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芦毛馬の活躍馬が多い杉山佳厩舎。先日引退したコスタボニータ、24年アンタレスS4着のトウセツ。昨年のフェアリーSを制したイフェイオン。同馬の全弟ミニトランザットもきれいなグレー色の毛色をしている。「(母方の)祖母のレディインから受け継いでいるみたい。使って良くなるところが姉と似ている」とこの姉弟を担当する山口厩務員は評する。

デビュー2戦目だった前走京成杯では姉に続く重賞制覇を狙ったが首+半馬身差の3着。「出遅れて後ろからの競馬になったけど、対応力があり器用にレースができることに気づいた」と収穫のあるレースだった。

今回は中2週での実戦。杉山佳師は「テンションが上がっていないので出走することにした」と状態を見極めゴーサインを出した。「2000メートルはギリギリだったので今回の1800メートルはいい」と条件も好転する。

芦毛馬がきさらぎ賞を勝ったのは、のちに米ケンタッキーダービーにも挑戦した95年のスキーキャプテンが最後。ミニトランザットが30年ぶりの勝利を目指す。【岡本光男】