父子制覇からクラシック戦線へ-。皐月賞トライアル・スプリングS(G2、芝1800メートル、16日=中山、3着までに優先出走権)で、ウインブライト産駒フクノブルーレイク(牡、竹内)が出走する。デビュー6戦目での参戦は17年Vの父と同じ。初勝利まで時間を要したがその分、経験値を積んだ。前走からの上積みも十分で、格上挑戦から下克上を狙う。
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「この馬でスプリングSを勝ちたいんだよね。そうなれば父子制覇になるし」。前走のフリージア賞の前、フクノブルーレイクに騎乗する松岡騎手は期待を寄せていた。同馬の父は自身が騎乗して当レースを制し、海外でG1・2勝を挙げたウインブライト。レースを重ねて成長してきた点も父に似ており、当然思い入れは強い。
上昇気配は間違いない一戦だ。昇級戦となった前走は展開がかみ合わず3着に敗れたが、竹内師は「まだ仕上がりきっていない上に、変な流れだった。それでも脚は使って結果を出してくれた。そこを使って今回は良化している」と状態は上向きだ。
7日には美浦ウッドで併せ馬を行い、イサチルシーサイド(古馬3勝クラス)を4馬身半追走。5ハロン69秒3-11秒1(馬なり)で併入した。馬場の外めから余力十分に鋭伸した脚取りは、中2週と間隔が詰まる中でも、好調ぶりを示す動きだった。
武器は豊富なキャリアだ。父同様、未勝利脱出には時間がかかったが、レースを積んだ分、経験値も多い。師は「折り合いが課題だったけど、数を使って改善されてきた。騎手もレースでの注文はないと言ってくれているし、右回りではもたれる面があったけど、調教では問題ない」と成長は止まらない。
有力馬の回避や週末の雨予報もあり、確たる主役が不在の状況。5番人気で制した父のような一発が怖い。【深田雄智】
◆キャリア5戦 過去10年のスプリングSを見ると、ここまで5戦を走ってきた馬が3勝を挙げている。これは4勝を挙げるキャリア2戦に次ぐ2位の数字。17年ウインブライト、19年エメラルファイト、22年ビーアストニッシド。この3頭はいずれも5、10、5人気と、評価は高くなかった。
◆スプリングSの父子制覇 グレード制導入の84年以降2組達成(03年ネオユニヴァース・09年アンライバルド、04年ブラックタイド・15年キタサンブラック)。今回は17年優勝ウインブライト産駒のフクノブルーレイクとローレルオーブが参戦。キタサンブラック産駒ピコチャンブラックは3代制覇がかかる。

