未来は思った通りに-。17年の菊花賞馬キセキの初年度産駒が今週、JRA初出走を迎える。サイン(牡、佐藤悠)が6日日曜の小倉芝1800メートルでデビュー。父は阪神芝1800メートルの新馬戦1着から、翌年秋にクラシック制覇を遂げた。輝ける未来へ、父から受け継いだ雄大な馬体を武器に初陣を勝利で飾るか。
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キセキ産駒がいよいよ中央のターフに登場する。その名はサインだ。17年の菊花賞を制した父は21年有馬記念(10着)を最後に種牡馬入り。23年に誕生した初年度産駒はJRAに18頭が馬名登録(1日現在)されている。「師匠(寺島師)のところにもキセキ産駒がいるので話を聞きましたけど、評判はいいですよ」。こう話すのはサインを管理する佐藤悠師だ。
調教から走るサインが出ている。6月26日の1週前追いでは松山騎手を背にCウッドで6ハロン83秒6-11秒1。水準以上の時計をマークした。馬体重は510キロほどあり、馬格があるタイプ。その点を踏まえて丹念に調教が行われてきた。トレーナーは「大型の子なのでしっかり時間を取って、じっくり乗ってきた。その分、体も引き締まって、動ける態勢になっている」と仕上がりは良好だ。
父のデビュー戦は16年12月の阪神芝1800メートル。好位から抜け出し、3馬身半差の快勝だった。3歳秋には菊花賞を制し、古馬となってからはジャパンC、大阪杯、宝塚記念で2着と幅広い距離で活躍。産駒の距離適性は気になるところだ。師は「乗り手の感触とか走りを見ていても、距離は1800メートルよりあっていいと思う」と見込む。
2週続けてビシッと追っても「煮詰まるところもない」と2歳離れした精神的な余裕もある。「期待値は高いですよ」。父の軌跡を追い、輝ける未来へ。予想図は思った通りにかなえられていく。【下村琴葉】

