北海道デビュー組を一蹴だ。いよいよ2歳世代最初の重賞となる函館2歳S(G3、芝1200メートル、20日)が行われる。阪神での新馬戦を逃げ切ったマイオウンウェイ(牡、高野、父キズナ)が、勇躍して北の大地に乗り込んできた。
2歳馬離れした“自分らしさ”を形成する。11日に函館へ到着後、ダートコースやウッドコースで豊富に乗り込まれてきた。松井助手は「めちゃくちゃ元気。気性もどっしりしているね」と強靱(きょうじん)な体力と精神力を己に宿す。
期待せざるを得ない良血でもある。母アウィルアウェイは高野厩舎に所属し、G1スプリンターズS3着の実績を残した。母の兄には春秋マイルG1制覇を達成したインディチャンプがいるスピード血統だ。「前進気勢の強さは母以上。能力は相当高いと思う」と親子2代で担当する同助手は目を細める。
前回はそのスピードに任せて逃げ切った。今回は他も速く、控える形も視野に入れる。「馬混みでもひるまないと思う。うまくリラックスできれば」と実戦を見通した。今回、JRA勢は同馬を除いた全頭が北海道デビューで、過去のデータから圧倒的に函館組が強いが…。昨年は東京組のサトノカルナバルがV。今年は関西デビューから、世代の1番星が誕生する。【深田雄智】

