勢いか、実績か-。荒れる夏のハンデ重賞・CBC賞(G3、芝1200メートル、10日=中京)の最終追い切りが6日、東西トレセンで行われた。「追い斬り激論」は“競馬担当ルーキー”の原田竣矢記者が北九州記念を勝って勢いづくヤマニンアルリフラ(牡4、斉藤崇)を、マイク記者(藤本真育)が連覇を狙うドロップオブライト(牝6、福永)を推した。
◇ ◇ ◇
マイク 栗東も暑いな。水曜は最高気温が38度まで上がったようや。
原田 ですね。学生の頃から夏もサッカーをしてきたので慣れてきたつもりですけど…。暑さに弱いと言われている馬はもっと大変ですよね。
マイク だからこそ、いつも以上に「状態の良さ」がレースの結果に直結すると思う。最終追い切りのジャッジはしっかりとしていきたいね。気になる馬は?
原田 ヤマニンアルリフラが良く見えました。坂路4ハロン55秒8-11秒7で、ヤマニンサンパ(古馬オープン)を追走して半馬身先着。伸びのあるフットワークで、楽な手応えでも加速力は目を見張りました。斉藤崇師も「いつも通りの最終追い切りで動きは良かったです。体調は良さそうですよ」と好感触。前走の北九州記念が完勝でしたし、今回もやってくれますよ!
マイク 前走が重量55キロだったけど、今回が2・5キロ増の57・5キロ。トップハンデタイやな。右回りから左回りに舞台も替わるし、どう出るか…。
原田 そこも心配ないです。斉藤崇師は「他の実績あるメンバーと比較しても斤量差はないし、前走同様の競馬ができれば」と期待を寄せていました。鞍上の団野騎手も「ダートですが、中京でも勝っていますし、左回りは問題ないです。力はあるのでここでも楽しみです」と話しています。このメンバーの中でも勢いは十分ですし、やはり格言通り“夏は芦毛”ですよ。
マイク 確かに怖い存在だけど、やっぱり“夏は牝馬”だな。昨年の覇者ドロップオブライトの気配が抜群にいい。
原田 最終追いは坂路4ハロン53秒2-12秒0を馬なりで。1週前追い切りは自己ベストの坂路4ハロン49秒8をマークしていましたよね。
マイク そうなのよ。短距離馬らしいピッチな走法で、楽にスピード感ある動きをしていた。福永師も「この時季がいいのか、具合はいい。最近は特に(調教で)動く」とうなずいていた。前走の北九州記念は3、4コーナーでごちゃついて加速が遅れた中、勝ったヤマニンアルリフラから0秒4差の6着。悲観する必要はないよ。1年前に勝った舞台に替わり、上積みも見込める今回は逆転での連覇があっていい。
原田 僕が当てて、“夏は原田”という格言を作りますよ。
マイク 熱くなり過ぎて夏バテしないようにね…。
◆荒れるCBC賞 夏のハンデ重賞らしく、波乱が多い。20年以降の過去5年でも1番人気馬の馬券圏内は22年3着アネゴハダの1頭だけ。20年は13番人気ラブカンプーが1着、11番人気アンヴァルが2着で、馬連13万8600円、3連単244万4630円の大波乱。23年も7番人気ジャスパークローネが勝ち、馬連2万3130円、3連単49万9640円の高配当だった。

