クラシックへ向けた大事な重賞、京成杯(G3、芝2000メートル、18日=中山)の最終追い切りが14日、東西トレセンで行われた。

抜群の好時計は状態の良さの裏付けだ-。美浦坂路で併せたアメテュストス(牡、加藤士)が上里騎手(本番では津村騎手)を背に4ハロン51秒7-11秒8(馬なり)をマークした。4馬身半ほど前にいた僚馬に手応えよく追いかけ、最後まで加速した。加藤士師は「53秒台の指示だったけれど、思ったよりも出た。調子がいいからだと思う」とうなずいた。

京成杯と同舞台で行われた芙蓉Sは首差2着。道中2番手から早め先頭に立って粘り込み、「これは期待できるな、という感じだった」と師は振り返る。続く葉牡丹賞では異常歩様により競走中止となったが、幸いにして大事には至らず。「何も問題なく、いい感じで来られている」と仕上がりに自信を持つ。

鞍上も心強い。新たなパートナーとなる津村騎手は中山金杯、フェアリーSで2週連続重賞勝利中。指揮官は「年明けから調子が良さそう。この馬とも相性がいいと思う。強引に乗るタイプよりは、馬のリズムに合わせて自然に乗るタイプのほうが合うので」と信頼を置く。

デキの良さに加え、いま最も頼りになる相棒を得た。仕切り直しの一戦で、アメテュストスが真価を発揮する。【奥岡幹浩】