「香港4歳シリーズ(香港4歳三冠)」の第2関門となる香港クラシックカップ(シャティン、芝1800メートル)が日曜(3月1日)に行われます。

3月22日の香港ダービー(芝2000メートル、シャティン)で完結する4歳シリーズは、その後の香港競馬の屋台骨を担う馬たちを送り出す登竜門。最近では23年のヴォイッジバブル(クラシックマイルと香港ダービーに優勝)、22年のロマンチックウォリアー(クラシックマイルと香港ダービーに優勝)、それに20年にシリーズ完全制覇を成し遂げたゴールデンシックスティが、スーパースターの座に駆け上がっています。

今月1日に行われた香港クラシックマイル(芝1600メートル、シャティン)は、ゴールデンシックスティの主戦として知られるヴィンセント・ホー騎手を鞍上に後方を追走したリトルパラダイス(セン4、父トロナド)が直線で何度も進路がふさがる大ピンチをはねのけて優勝。エイブルフレンドが14年に樹立した1分33秒43を塗り替える1分33秒31のレースレコードをたたきだして、暫定王者の座に就きました。

日曜の香港クラシックカップにはフルゲート14頭が参戦予定。二冠を視野に入れるリトルパラダイスの強敵に挙げられているのは今月8日のハンデ戦(芝1400メートル、シャティン)で、チェンチェングローリーなど年長の重賞勝ち馬を相手に見事な逃げ切り勝ちを決めたナンバーズ(セン4、父ティヴァチ)。リトルパラダイスの前で競馬を出来る強みを生かして、ここも思い切った競馬が見られそうです。

単穴候補に挙げられているセゲイシャスライフ(セン4、父プットイトバック)は母国ブラジルでG1ダービーパウリスタ大賞(芝2400メートル)を制した実力馬。Z・パートン騎手で臨んだ香港クラシックマイルは勝ち馬の末脚に屈して4着に終わりましたが、距離延長での変身が期待されています。【ターフライター・奥野庸介】(ニッカンスポーツ・コム/極ウマコラム「ワールドホースレーシング」)