厩舎ゆかりの牝系から来年のクラシックも意識させる大物が現れた。6月29日に大井1400メートルで争われた2歳新馬戦を制したアドバンスミヤギ(牡、森下、父ルヴァンスレーヴ)。母の母は東京2歳優駿牝馬で森下厩舎に重賞初制覇をもたらしたエンジェルツイート、母のエンジェルパイロもアフター5スター賞トライアルで2着に逃げ粘るなど活躍。「厩舎としては冥利(みょうり)に尽きるというか、ありがたいですよね」と3世代にわたり管理する森下師は目を細める。
デビュー戦とは思えない内容での快勝だった。緩い流れを8頭立ての5番手で我慢。直線で抜け出した。見届けた師は「思った通りちゃんと競馬してくれて、かなり能力は高い。距離もあった方が良さそう。クラシック戦線に乗せていければ」と手応えを口にしていた。「お母さんの軽さ、スピード、まじめさと、お父さんの特徴も引き継いで、両方のいいところを持っているのかなと思います」と血統面からも期待する。騎乗した矢野騎手は「伸びしろは十分。どんな競馬でもできる。めちゃくちゃ奥が深そう」と賛辞を並べた。
「5月生まれでまだまだ幼い。これで夏休みを入れたら変わってくるんじゃないか。それでこの内容なので、たいしたものです」と師。例えるなら幼稚園児の段階とのこと。成長が楽しみでならない。【牛山基康】



