底を見せていないのは、あの本命馬だけではない! 牝馬3冠最終戦・秋華賞(G1、芝2000メートル、18日=京都)の最終追い切りが14日、東西トレセンで行われた。上がり馬ラベルセーヌ(鹿戸)は美浦ウッドで軽快な動きを披露。デビューから手綱を取る荻野極騎手が成長を感じ取った。4戦全勝のモンローウォークに注目が集まるが、デビュー4戦3勝のこの馬も勢い十分だ。
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先週より30分繰り下がり、この日の美浦トレセンは午前6時半に調教スタート。開場直後に馬場入りした第1陣の調教が一通り終わった後、ラベルセーヌは静かになったウッドチップコースに入った。デビュー戦からコンビを組む荻野極騎手を背に、ただ1頭、コースの9分どころを気持ち良さそうに疾走。ゴール板を午前6時52分に通過し、馬なりで6ハロン84秒8-12秒1をマークした。
感触を確かめた鞍上の表情は明るい。「(助手が騎乗した)先週の段階で仕上がっている印象はあった。その分、気持ちは上がっているかと心配していたけれど、リラックスして走れていた」。力むことなくストライドを伸ばしたことを評価した。
1週前追い切りはウッドで併せて2馬身先着。時計も上々だった。輸送も考慮し、最終追い切りはソフト仕上げ。鹿戸師は「動きは良いし、落ち着いていた。前回よりフットワークも良くなり、力をつけている感じがする」と目を細める。
デビュー戦となった3月中山の未勝利戦を5馬身差で快勝。続くフローラSは5着も、0秒6差に踏ん張った。6月東京の1勝クラスに続き、8月新潟の三面川特別(2勝クラス)でも年長馬たちを完封した。手応え十分に直線を向いた前走について、荻野極騎手は「ちょっとだけ、ルメールさんの気持ちになりました」と笑う。前走体重436キロと小柄だが、「体は小さいけれど馬力を感じる。エンジンがいい」。いざ走れば、馬体が小さいことを感じさせないという。
4戦無敗馬が人気の中心となりそうだが、4戦3勝のこの馬も大きな可能性を秘めている。【奥岡幹浩】

