野球ファンにとって月曜は特別な日。先週を振り返って、今週に思いをはせる。交流戦も終わり、識者に回顧と展望を聞いた。パ・リーグ編は平石洋介氏(45=日刊スポーツ客員評論家)。
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交流戦は、パ・リーグは全球団が勝ち越した。順位争いには大きな影響はなかったが、「独り負け」していたら大変だった。
どこも取り残されなかったことが大きい。お互いがいい状態でリーグ戦を再開しており、それを示すように、先週は同一カード3連勝3連敗が1つもなかった。
特に、日本ハムと西武の3連戦はいずれも見応えがあった。両チームとも投手力が高く、簡単に点が入らない。その中で、第3戦の日本ハムの戦いぶりに感心させられた。
達が115球を投げ抜き、プロ初完投。本人もそのつもりだったと思うが、続投させた新庄監督の判断が素晴らしい。
今は投手の分業制が確立している。また、先発投手のコンディション、リリーフ陣の状態、チーム状況などもあり、一概には言えないことも分かる。それでも、中6日で先発するのであれば、「6回3失点ならクオリティースタート」ではハードルが低い。
7月に入ればますます暑さが厳しくなる。毎回、毎回、球数が100いけば交代では、リリーフが持たない。やはり、先発は1人でも多く、1イニングでも長く、を目標としたい。
今後を見据えても、若い達に完投させたことには意味がある。山を乗り越える経験をしたことで、さらに成長できるはずだ。
角度のある真っすぐの強さが最大の武器。低めだけでなく、高めにも強い真っすぐを投げられる。フォーム的には、沈み込むことなく高身長を生かして真上から投げている。打者からすれば、余計に角度を感じる。自分の強みを理解しているのだろう。
日本ハムは先発陣の充実ぶりが目をひくが、ソフトバンクも交流戦優勝で勢いづいている。リーグ戦再開にあわせ山川が戻り、早速、本塁打を重ねた。本来の当たりが戻れば、他チームにはやっかいだ。
今週は前半で首位をいく日本ハムとぶつかる。最低でも勝ち越したい。勝負どころはまだまだ先とはいえ、ここで日本ハムに走られたくはない。日本ハム戦の後は、西武、オリックスと上位チームとの対戦が続く。踏ん張りどころだ。
オールスターまで6カード。どこのチームも、1つでも多く勝ち越して後半戦へと向かいたい。(日刊スポーツ評論家)




