大型連勝がついに止まった阪神ですが、大逆転の可能性もあったのではないかと見ました。上位打線はやはり調子が良く、つながりがあります。3回まではヤクルト・ランバートの球威に差し込まれている感じがありましたが、4回にしっかりとらえました。
森下が甘い直球を打って中前に転がすと、佐藤輝はチェンジアップを大振りせずに右前打。大山は初球の直球を鋭く転がす適時中前打。豊田は際どい球を見極めた四球で無死満塁。小幡は変化球に食らいついて左前に落としました。誰も無理せずに振って単打でつないで2点を奪いました。
だからこそ、1死満塁での代打ヘルナンデスの打撃がもったいなく感じました。2ボールからの3球目は内角高めの152キロ。見逃せばボールであろう球を、本塁打を狙いにいったかのように強振して空振りしました。外国人ですから、そういう姿勢もありといえばありなのですが…。他の打者を見て、中堅方向を意識してほしかったですね。結局、平凡な遊飛に倒れました。もしコンパクトに打つ意識で高めに気をつけていたら1死満塁の3ボール。その後の展開は全く変わっていたかもしれません。
頼みの村上が2回で6失点しては苦しいのも当然ですが、その後の救援陣の踏ん張りは特筆ものです。門別、木下、岩貞と勝ちパターンではない投手たちが2イニングずつ、最後は桐敷で計7回を無失点に抑えました。セ・リーグ再開後の13試合でブルペンの失点は2点(自責1)だけ。快進撃を語る上で、この部分はやはり見逃せません。(日刊スポーツ評論家)




