野球ファンにとって月曜は特別な日。先週を振り返って、今週に思いをはせる。識者に回顧と展望を聞いた。パ・リーグ編は平石洋介氏(45=日刊スポーツ評論家)。

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先週は、日本ハムがソフトバンクとの直接対決に3連勝した。日本ハムからすれば、最高の結果となった。3連戦を振り返ると、第1戦のワンプレーが流れを変えたと思う。

22日の試合だ。2-0とソフトバンクのリードで迎えた3回裏、日本ハムの攻撃だった。

2死走者なしから水野は一塁へのゴロを打った。ベースカバーに入った投手の松本晴との競争となり、間一髪セーフ。内野安打を奪うと、そこから打線がつながり、この回3得点で逆転。6回に一時同点とされたが、7回、万波の勝ち越しソロで勝利した。

映像を見返した。松本晴はゴロを打たれた直後、一塁へ走り出しており、スタートが遅れたようには見えなかった。

ただ、一塁のカバーに入る直前はスピードが緩んでいた。丁寧に行きすぎたのかもしれない。打球自体は打ち取っており、アウトにしないといけなかった。そこから一時逆転され、試合も落とし、結果3連敗となった。

松本晴のプレーを「ミス」と断じるのはかわいそうかもしれない。決して油断したわけではないだろう。だが、結果的に内野ゴロがヒットになってしまい、その後、安打と四球が重なり逆転を許した。強いチーム同士の対戦では、ちょっとしたほころびから流れが変わることを示している。

第2戦は、4-2の4回2死一、三塁から日本ハム清宮幸が放った中前適時打に注目した。

3ボールからチェンジアップを捉えた。バッティングカウントで、見え見えの真っすぐはないとバッテリー心理を読み切っていた。4点先制から2点を返された直後だっただけに、大きな一打だった。第3戦はどっちに転んでもおかしくない投手戦で、非常に見応えがあった。

今週は楽天がソフトバンク、日本ハム両チームと対戦する。打線は変わらず調子がいい。ソフトバンク、日本ハムの投手陣が、どう抑えるか。

西武は週末にオリックスと3連戦が控える。週前半の日本ハム戦も大事だが、6ゲーム差で追うオリックスとの直接対決で負け越せば、逆転Aクラスはかなり厳しくなる。先発は高橋、今井、隅田の3本柱が予想される。勝負どころだ。(日刊スポーツ評論家)

【イラスト】25評論家予想パ・リーグ その1
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【イラスト】25評論家予想パ・リーグ その2
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【イラスト】25評論家予想パ・リーグ その3
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【イラスト】25評論家予想パ・リーグ その4
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