プロ野球番記者コラム

デスパ代役ソフトバンク・コラス初打席初球プロ1号

<ニッカンスポーツ・コム/プロ野球番記者コラム:CATCH!!>

<ソフトバンク5-4西武>◇18日◇ヤフオクドーム

2回裏ソフトバンク無死、コラスは右中間へソロ本塁打を放つ(撮影・栗木一考)
2回裏ソフトバンク無死、コラスは右中間へソロ本塁打を放つ(撮影・栗木一考)

ソフトバンク3年目のオスカー・コラスが、ド派手なデビューを飾った。キューバ助っ人の大先輩でもあるデスパイネの故障でこの日、入れ替わって昇格。7番右翼で先発出場すると、2回に巡ってきた1打席目に十亀の初球のシュートを右中間テラス席に運び去った。プロ初打席初本塁打の記念弾は「初球」のおまけつき。初球弾はプロ史上9人目(初打席本塁打はプロ65人目)の快挙となった。

投手と野手の「二刀流」で育成入団したが、2年目には打者1本での勝負を決めた。18歳で異国の地を踏んだ。ホームシックにも陥ったが、結婚して退寮を機に打撃技術も向上していった。6月下旬に支配下登録。グラシアル、モイネロがキューバ代表として国際試合参戦した先月には1軍昇格も決まっていたが、練習中に右ひざを痛め、チャンスを逃していた。4万人を超える大観衆に目を丸くしたが、打席での集中力は研ぎ澄ました。先輩デスパイネからは「ストライクゾーンに来たらどんどんスイングしろ」とアドバイスももらった。「いいコンタクトでボールに伝わったと思う」。快音を響かせベンチに戻るとナインの“冷たい祝福”に戸惑った。米メジャーリーグではやる「サイレント・トリートメント」。無人のベンチ前で1人空タッチ。一瞬、間を置いてのナインの歓喜の輪でようやく笑顔がはじけた。

ホークスの外国人選手では、王監督の1年目、95年の開幕戦で初打席満塁弾を放ったケビン・ミッチェル以来のプロ初打席弾。2度も助っ人の衝撃弾を見守った王球団会長も「びっくりしたよ。初球だからね。ああいう力を持っているんだな。チームを乗せてくれたね」と笑顔だった。

V奪回へ向け、また楽しみな戦力が加わった。【ソフトバンク担当 佐竹英治】

ソフトバンク対西武 2回裏ソフトバンク無死、来日初本塁打を放ったコラスだが、ベンチへ戻ると「サイレント・トリートメント」で祝福される(撮影・栗木一考)
ソフトバンク対西武 2回裏ソフトバンク無死、来日初本塁打を放ったコラスだが、ベンチへ戻ると「サイレント・トリートメント」で祝福される(撮影・栗木一考)
ソフトバンク対西武 2回裏ソフトバンク無死、来日初本塁打を放ったコラスはベンチへ戻ると「サイレント・トリートメント」の出迎えを受けたが、最後は内川(左)らに祝福される(撮影・栗木一考)
ソフトバンク対西武 2回裏ソフトバンク無死、来日初本塁打を放ったコラスはベンチへ戻ると「サイレント・トリートメント」の出迎えを受けたが、最後は内川(左)らに祝福される(撮影・栗木一考)

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