プロ野球番記者コラム

阪神矢野監督、例のないシーズンでも地に足をつける

<ニッカンスポーツ・コム/プロ野球番記者コラム>

5月29日。阪神が集合練習開始後では初の紅白戦を行う日がやってきた。前日28日、矢野監督は「紅白ができるところまで来たということでは、うれしく思っています」と心境を語った。

マスクを着けて練習を見つめる矢野監督(球団提供)
マスクを着けて練習を見つめる矢野監督(球団提供)

その紅白戦について、指揮官は23日の集合練習開始時点で「できる状況であれば、そういうものをやっていきたいとは、準備の段階としては思っている。(ただ)今決めてもできるかどうか分からない」と話していた。

一方的な予定ありきではなく、選手の状態や周囲の状況を日々鑑みながら進んできた。

集合練習開始の1週間前にはこんなことも語っていた。「心配は、始まったときにみんなちょっと張り切ると思うんで。そこで張り切りすぎてどうかなって。ケガとかにつながる可能性もあると思うので、オレら(首脳陣)がしっかり見ながら、対話しながらやっていく必要はあるのかな」。

監督就任2年目。コロナ禍で例のないシーズンを強いられても、しっかり地に足をつけて歩んでいるように映る。24日には2軍視察も行い、ガルシアや島本ら故障明け選手の状態チェックにも余念はなかった。

今季は120試合制。そんな矢野監督が「目の前の試合に全力でいいんちゃうかな。(シーズン全体を)考えなあかんという戦略はあると思うけれど、行くだけ行ってまうというか」という。昨年終盤のような大胆な采配が、今年はさらにあるかもしれない。

3週間後にシーズン開幕を迎えられたとき、矢野監督がどんなタクトを振るのか。楽しみが募る。【阪神担当 松井周治】

おすすめ情報PR

野球ニュースランキング