プロ野球番記者コラム

阪神中谷1000キロ以上離れた故郷に届いたアーチ

<とっておきメモ>

DeNA対阪神 4回表阪神2死一、二塁、左越え3点本塁打を放ち喜ぶ中谷(撮影・大野祥一)
DeNA対阪神 4回表阪神2死一、二塁、左越え3点本塁打を放ち喜ぶ中谷(撮影・大野祥一)

<DeNA6-7阪神>◇12日◇横浜

阪神が今年初めて水曜に勝った。立役者は中谷将大外野手(27)だ。プロ10年目で初めて2番で先発起用され、4回にDeNA浜口から逆転の3ランを左翼席へ運んだ。集中打によるこの回の5得点が効いて1点差で逃げ切り、8月初の連勝。5カードぶりに勝ち越し、3位に浮上した。9連戦を終え、14日からは京セラドーム大阪で広島と戦う。

   ◇   ◇   ◇

中谷は非凡な才能を持つ野球少年だった。私と同じ福岡・小郡市出身で、のぞみが丘小の4学年上にあたる先輩は有名人。地元チーム「みくに野ハニーズ」の太田圭祐さん(24)は「ずっと捕手で肩はとても強かった。パワーは桁違い」と証言する。小6で遠投80メートルを投げたその体は身長160センチ、靴のサイズは28センチだった。サッカーをすればフットサル用の高さ2メートルのゴールを悠々と覆った。太田さんは「試合でピンチになっても『楽しんでいこうぜ』と声をかけるような人だった」とリーダー性も思い返す。中谷はプロ入り後も同小のグラウンドでキャッチボールをしたり小郡市野球場で自主トレを行っている。市出身のプロ野球選手は元西武、ソフトバンクの帆足ら数少なく地元で注目されている。同小のフェンスには「がんばれ中谷将大」と記した横断幕が掲げられている。横浜で描いたアーチのニュースは1000キロ以上離れた故郷にも届いたはずだ。【阪神担当 只松憲】

福岡県小郡市立のぞみが丘小学校に掲げられる阪神中谷を激励する横断幕(撮影・只松憲)
福岡県小郡市立のぞみが丘小学校に掲げられる阪神中谷を激励する横断幕(撮影・只松憲)

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