<オープン戦:ソフトバンク2-1広島>◇19日◇ペイペイドーム
プロ野球の開幕までいよいよ1週間となった。ソフトバンクも広島との3連戦でオープン戦も終わる。初戦は7回に2点を挙げて逆転勝ち。残り5試合を「本番モード」と首脳陣は話していたが、これで3連勝。まだまだ打線は本調子とは言えないものの、投手陣の安定感にも支えられ白星を拾っている。
この時期だけの12球団勝敗表を見てみると、8勝2敗(2分け)で「首位」に立っている。オープン戦の結果がそのままシーズンを占うわけでもないから、一喜一憂することはないが、12位に沈むよりは気分も違う。12球団トップのチーム防御率2・17に対してチーム打率は2割2分4厘で下位に低迷してるのが何とも気がかりではある。
今季、さらなる飛躍を期待されている栗原の一打は大きな光明になったのではないだろうか。8回2死からデスパイネが三塁への内野安打で出塁。巨漢助っ人は快足? を飛ばして懸命に走った。判定はアウトだったが、リプレー検証の結果は「セーフ」。次打者の栗原に4打席目が回ってきた。16日のDeNA戦(ペイペイドーム)から、前打席まで11打席連続無安打。7回の3打席目は見逃し三振に倒れていた。2球ファウルでカウント0-2と追い込まれたが、3球目の直球を左前にはじき返した。久々の快音に一塁ベース上で栗原は白い歯を見せた。不調も1本のヒットでガラリと変わる。栗原には復調の手がかりとしてもらいたい。
「栗原ね。レフト前に打ったね」。勝利のナインをたたえてベンチ裏から引き揚げてきた王球団会長はそう言ってうなずいた。「まあ、今日は大瀬良がよかったからね」。ホークスも本番モードなら広島だって開幕投手の大瀬良が先発登板。エースをそうそう打ち崩せるものではない。ただ、王会長はキッパリと言った。「(チームは)本番になったら打つよ」。何とも頼もしい言葉ではないか!
【ソフトバンク担当 佐竹英治】





