巨人のドラフト1位浅野翔吾外野手(18)の1軍デビューが目前に迫っている。7日から1軍に合流することが決まり、予想以上の早さに驚いたが、自身の力でたぐり寄せたチャンス。代打、代走、守備固め、どんな形であれ、大きな1歩になることは間違いない。

春季キャンプで、1軍のサンマリンスタジアムと同じ敷地内にある2軍キャンプ地のひむかスタジアムで、手にテーピングを巻きながらバットを振っていた姿が印象的だった。連日のアーリーワークにまめをつくり、それでも振り続けるから「血まめになりました。手を代えたいです」と手のひらを見せてもらった。パックリとまめが割れた手でバットを握り続けた日々が、1軍昇格というサプライズを引き寄せる1歩になったのだろう。

キャンプでは桑田真澄ファーム総監督と面談も行った。25歳以下の選手を対象にキャンプ、シーズン中、シーズン終了、オフシーズンと区切りながら定期的に目標設定を確認。上方修正する選手もいれば、下方修正し直す選手もいる。その中で高卒野手の浅野は前者といえるくらい、前半戦でのデビューは順調である証し。上昇傾向にあったイースタン・リーグの成績が、数字として物語っている。

場所はジャイアンツ球場から東京ドーム。雰囲気はガラリと変わる。血まめの上にできた分厚い皮のように、一回り大きくなった姿に、見る者は夢を乗せる。【巨人担当 栗田成芳】

2023年2月、テーピングが巻かれた巨人ドラフト1位浅野の手
2023年2月、テーピングが巻かれた巨人ドラフト1位浅野の手
2023年2月、指を気にする巨人ドラフト1位浅野
2023年2月、指を気にする巨人ドラフト1位浅野