それが現実である。ソフトバンク和田毅投手(42)は若手の台頭を切に願っていた。

17日、西武の平石洋介1軍ヘッドコーチ(43)と福岡市内でファイテン社のトークショーに参加した。話すことが主題のイベントだが、平石コーチの口が止まった質問がある。「今のホークスで脅威だなと思う若手選手は?」

平石コーチは「ん…?」と考え込んだ。すかさず和田がフォローする。「そうなんです。ここが問題なんですよ。すぐに出てこない」。若手主体で11月に行われた「アジアプロ野球チャンピオンシップ2023」でもソフトバンクは12球団で唯一0選出だった。最終的に2人は生海と大津の名前を挙げたが、満場一致ともいえるホープはいない。

来季は西武からFA移籍した山川穂高内野手(32)が加わり、若手はより一層の奮起が求められる。トークショー後の囲み取材で、和田は改めて若手の突き上げを望んでいた。「それがないとホークスというチームは上で戦えない。自分たちが高い壁とかそんな余裕とかはないですけど、自分たちと競争できるようにならないといけない」。和田はすでに開幕ローテーション入りが内定。立場をゆずる気はないが、脅かす存在を待ち望んでいる。和田はルーキーイヤーから5年連続で2桁勝利を挙げた。【ソフトバンク担当=只松憲】