富山第一は単打に犠打を絡めた手堅い攻めで大量点を奪い、甲子園を決めた。
2点リードで迎えた5回、先頭が内野安打で出塁すると、次打者は初球で犠打。そこから上位打線の3連打と犠飛などで5点を加えた。この回に放った5本の安打はすべて単打。援護を受けた2年生右腕の森圭名は11奪三振で完封した。
甲子園初出場の3年前は8強。だが昨夏は富山大会3回戦でコールド負けした。苦しい3年間だったという黒田監督は「雑な野球はしない。冷静な頭で、日本一を目指す」と言い切った。(朝日新聞)
◆富山第一 1959年(昭34)創立の私立校。生徒数1216人(女子504人)。野球部は60年創部。部員数は78人。甲子園出場は春1度、夏は2度目。主なOBはJリーグ鹿島の柳沢敦コーチ、ソフトバンク幸山一大ら。富山市向新庄町5の1の54。本吉達也校長。
◆Vへの足跡◆
2回戦9-1大門
3回戦10-3石動
準々決勝9-0富山東
準決勝9-2氷見
決勝8-0富山商