連合チームで臨んだ浅草たった1人の部員、今仁武(こん・しのぶ)外野手(3年)の夏が終わった。

 3番中堅で先発出場。10点差のついた5回にチームは2点を返し、再び打席に立つチャンスが回ってきた。1死一塁で迎えた第3打席、この試合初めて走者をおいた場面。初球で走者が盗塁して得点圏に進んだが一ゴロに倒れ、「悔しかった」とうつむいた。

 昨冬、だれもいなかった硬式野球部に入部した。「軟式野球部がなくなって野球を1度やめたのですが、大人になってから『あの時、やっておけば良かった』と後悔したくなかった」と再びグローブを手にした。目標の初安打は打てなかったが、最後は「楽しかった。みんなで試合ができて感謝しかないです」と笑った。