春季高校野球静岡県大会(27日開幕、草薙球場ほか)の組み合わせ抽選会が22日、静岡市内で行われ、出場24校の初戦が決まった。

抽選の結果、中部地区1位の静岡商は、28日の2回戦で昨秋の静岡県王者・御殿場西(東部4位)と天竜(西部5位)の勝者との対戦が決まった。静岡商の高田晋松監督(49)は「まずは初戦を勝ってシードを取りたい。地区大会での戦い方を変えずに臨みたい」と気を引き締めた。初出場の天竜を指揮する赤堀真也監督(50)は「参加できるだけで満足。選手たちがどれだけやれるかだと思うので、精いっぱいやりたい」と話した。

東部地区を秋春連覇した加藤学園は、浜名(西部5位)と清水桜が丘(中部5位)の勝者と初戦を迎える。同校の米山学監督(40)は「秋の県大会で2度負けた(準決勝と3位決定戦)のは、ウチだけ。その悔しさをバネに冬を過ごしてきた。自分たちの野球を貫いて、まずは8強を目指します」と力を込めた。

今大会の初出場は天竜のほか、磐田農と城南静岡の3校。上位8校には夏の静岡大会のシード権が与えられ、決勝進出の2校は東海大会(5月24日開幕、草薙球場ほか)に出場する。【河合萌彦】