<見どころ>

【第4試合(15:30)履正社(大阪)-関東第一(東東京)】

履正社が夏初の準決勝進出か、関東第一が15年以来4年ぶりの進出か。

履正社は強力打線が好投手を打ち崩して勝ち上がってきた。初戦で霞ケ浦・鈴木寛人投手(3年)、2回戦で津田学園の最速152キロ右腕、前佑囲斗投手(3年)を攻略。3回戦ではタイプの違う右サイドの高岡商・荒井大地投手(3年)も崩した。1回戦では1番桃谷惟吹外野手(3年)の2発や4番井上広大外野手(3年)の高校通算47号など大会最多タイの1試合5本塁打をマーク。2回戦も2ケタ安打で、3回戦も14安打。井上は高校通算48号2ランなどで5打点と好調をキープしている。

関東第一は土屋大和投手(3年)と谷幸之助投手(3年)の2人の主戦投手を擁する。1、2回戦で先発した土屋は3回戦で救援に回り、7回から5イニングを投げて1安打無失点。延長11回のサヨナラ勝利を呼び込む快投だった。最速147キロを誇る谷は3回戦で先発し、6回を投げた。球数は谷が110、土屋が65。どちらが先発してくるか。打線は初戦でバックスクリーン弾を放った4番平泉遼馬内野手(3年)が軸。3番渋谷嘉人内野手(3年)は3回戦で5安打。機動力を生かした攻撃も魅力だ。