明石商・狭間善徳監督(55)が履正社戦を前にベンチのムードの良さを明かした。

「何かがある。あきらめムードがない。焦りも、やけに冷静ということもない。勝っていても負けていても変わらないんです」。ベンチでテンション高く喜ぶ姿が話題になっている指揮官も含め、一丸の空気が醸成されている。

熱血監督は選手に指示を出す時にベンチを大きく出てしまうことがあり、17日の3回戦では注意を受けたという。ただ喜びの表現や最前列での身ぶり手ぶりは問題ない。「(履正社は)強い。ケタが想像以上。ビデオを見るほど勝つイメージが沸かない」と謙そんしたと思えば、151キロ右腕中森については「みんな先発は中森と思っているでしょ。想像にお任せします」と狭間節も好調。計算し尽くされたタクトとともに、その言動にも注目だ。