星稜(石川)は、1995年(平7)に準優勝して以来24年ぶりの決勝進出を決めた。明後日22日の決勝戦で初優勝を目指し履正社(大阪)と対戦する。

中京学院大中京(岐阜)に9-0で快勝した。エース奥川恭伸投手(3年)は7回を2安打無失点に抑えた。

奥川が165球を投げた智弁和歌山との延長14回の死闘から中2日で先発。初回は先頭の高畠和希外野手(3年)に中前打を許すが、その後を抑えて上々の立ち上がりを決めた。

星稜は初回、中京学院大中京の先発不後祐将投手(3年)を攻め、先頭の東海林航介外野手(3年)に中前打、さらに盗塁と四球、犠打などで1死二、三塁でチャンスを広げると、内山壮真内野手(2年)の右犠飛で1点を先制を許した。

2回は2死一、二塁から東海林が右前に適時打を放ち2点目。さらに3回、知田爽汰内野手(2年)の二塁打などで2死三塁とし、福本陽生内野手(3年)の左前適時打で3点目。なおも2死満塁から山瀬慎之助捕手(3年)の中前2点適時打と失策で3点を加点して6-0とリードを広げた。

先発の奥川は2回以降は5イニング連続して3者凡退とリズムをつかんだ。一方の中京学院大中京は、2回途中から不後から元謙太投手(2年)へ、さらに3回途中に赤塚健利投手(3年)を投入するなど、継投に入った。

星稜は7回裏、2死二、三塁として奥川が右翼線へポトリと落ちる2点タイムリー二塁打。さらに山瀬のタイムリー二塁打で点差を9に広げた。

奥川は7回87球2安打無失点。10三振、無四球でマウンドを降り、左翼へ入った。