加藤学園18年ぶり決勝、大村が起死回生逆転3ラン

<高校野球秋季静岡大会:加藤学園3-2静岡商>◇22日◇準決勝◇草薙球場

加藤学園がエース肥沼竣(2年)の力投と3番大村善将内野手(2年)の1発で、18年ぶりの決勝進出を決めた。決勝と3位決定戦は、28日に草薙球場で行われる。

   ◇   ◇   ◇

目の覚めるような逆転弾だった。2点を追う8回裏2死一、二塁。大村は「肥沼が粘ってくれていたので、何とかして点を取ろうという思いだった」と打席に。4球目の直球を芯でとらえると、打球は左翼席へ吸い込まれた。前日の静岡高戦から2試合連続となる高校通算13号に「今までで最もうれしい本塁打になった」と白い歯を見せた。

エース肥沼の強気の投球が、劇的な流れを呼んだ。内角を中心に直球で攻める投球を披露。「序盤に相手打者がラインのギリギリに立っていることに気づいた。それで、捕手と話し合って内角攻めに変えました」。相手エース・高田琢登(2年)との投げ合いにも、1歩も引かず。「高田は県内NO・1の投手。その座を奪う気で投げました」と、勝ち気な一面も見せた。

2人は、昨年から主力として活躍。だが、昨秋は東海大会出場を逃し、今春は県大会準優勝。今夏は4回戦で涙をのんだ。だからこそ、ここで満足するわけにはいかない。大村は「3年生の意思も託されている。決勝戦も全員野球で臨み、静岡県の1位として次の舞台に行きたいです」。静高、静商と連続で伝統校を打ち破った。勢いに乗って、初の王座を目指す。【河合萌彦】

その他の写真

  • 粘投でチームの逆転勝ちを呼び込んだ加藤学園の肥沼(撮影・河合萌彦)
  • 18年ぶりの東海大会出場を決め、歓喜する加藤学園ナイン(撮影・河合萌彦)