秋季高校野球北信越大会の準々決勝、北越-上田西は、降雨ノーゲームとなった。試合は順延され、金沢市民野球場で15日午前9時から行われる。

試合前から降り続いていた雨は、プレイボールと同時に一層強くなった。1回表のマウンドにあがった北越・阿部柚士郎投手(2年)は、投球練習時からスパイク裏についた泥をはらうそぶりを見せていた。初回、先頭打者の上田西・高寺に5球を投げフルカウントとなったところで、球審が中断を宣告。その後も雨は弱まることなく、順延が決定した。

初戦(12日)に続き、今大会2度目の順延となったが、小島清監督(44)は「エースの阿部を休ませられるのは好材料」と語り、阿部が硬いマウンドを得意とすることに触れ、「雨の中、投げにくそうにしていたので、明日(15日)整ったマウンドで勝負してほしい」と期待を込めた。

宿舎に引き揚げた選手たちは練習は行わず休養。英気を養ったナインが、仕切りなおしの一戦に臨む。