埼玉の高校野球部指導者が中学生に熱弁「感謝を」

「彩の国フェスティバル」が14日、さいたま市の大宮公園球場で開催された。優勝した花咲徳栄をはじめ、今夏埼玉大会で8強入りした高校の3年生選手30人が、県内全域から集まった中学生200人と技術指導などで交流した。毎年「埼玉県民の日」に行われ、今回で24回目を迎える。

高校野球部指導者による講義も行われた。春日部共栄・植竹幸一野球部長(50)と花咲徳栄・岩井隆監督(49)は、学校がある県東部地区の中学生50人に約45分間、思いを話した。

春日部共栄・植竹部長は「感謝の気持ちを忘れないでほしい」と力を込めた。「SNSやLINEでの『ありがとう』が多い。でも、口で伝えた方が誰だってうれしい。ティー打撃を手伝ってくれた顧問の先生には御礼を言うのに、ご両親が何かをやってくれても何も言わない。それは違う。誰に対しても感謝を」と話した。

「いろいろな球技がありますけれど、野球だけは違う球技だと思っています」と話したのは、花咲徳栄・岩井監督。そのココロは、野球以外はボールが得点になる。人で得点になるのは野球だけ-。「チームで決めた約束を破って自分勝手なことをすると、塁を4つ回れなくて、得点にならないんです。人間性が問われる競技です。君たちの先生方も口うるさく言うときもあるかもしれないけれど、そういう人間性の部分がしっかりできないと1点が入らないんです。誠実に素直に、全力で支え合ってほしい」と中学生たちにメッセージを送っていた。