篠山のスター明石商・中森「負けない試合づくりを」

  • センバツ出場が決まり喜ぶ明石商・来田主将(右から6人目)と中森(同5人目)らナイン(撮影・渦原淳)

昨年の甲子園で春夏連続4強の明石商(兵庫)が、4季連続出場を決めた。昨夏2年生最速タイの151キロをマークした中森俊介投手(2年)は、故郷の兵庫・丹波篠山市でも注目を集めるスターな一面を持つ。

地元では「篠山といえば中森君」と言っても過言ではない。酒井隆明市長が、同市HP内に掲載している「市長日記」では、たびたび中森の名前が登場。昨年8月15日の「頑張れ! 中森投手」と題された日記では、明石商-花咲徳栄をアルプス観戦したことを報告。12月27日にアップした「市政10大ニュース」の特別編では、中森ら市内出身者の甲子園出場をピックアップする熱の入れようだ。

学校でもスターだ。昨年12月下旬の学園祭では、計算事務クラブのラブコールに応え、電卓で6ケタなどの数字を足し引きする早打ちのコンテストに学年代表で出場した。各学年教師2人と生徒1人でグループを作り、生徒がアンカー役を務めるレースに快勝。「先生方のおかげでもあるんですけど…1位でした」とにっこりだ。白球を電卓に持ち替えても、勝負強さを発揮した。

1年夏から甲子園は皆勤出場中で今回が4季目。だが、まだ頂点はつかんでいない。この冬はチーム目標の日本一達成へ土台作りに励んでいる。「春は155キロを目指したい。でも勝たないと意味がない。年間を通して、点を取られない投球を。負けない試合づくりをしたい」。丹波篠山市のスターで学校のスターが、いよいよ全国スターを目指す。【望月千草】

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◆中森俊介(なかもり・しゅんすけ)2002年(平14)5月29日、兵庫県丹波篠山市生まれ。福住小2年時に多紀野球少年団で始め、篠山東中では軟式野球部。中3夏から三田ボーイズ。明石商では1年春からベンチ入り。同校の19年春夏連続甲子園4強の原動力にもなった。182センチ、86キロ。右投げ左打ち。

◆丹波篠山市(たんばささやまし) 兵庫県中東部に位置する市。人口約4万人。19年5月、改元に合わせて市名を篠山市から、丹波篠山市に変更。旧丹波国として、京都への交通の要として栄えた。著名な出身者に元競泳選手・北島康介の妻で、音楽ユニットGIRL NEXT DOOR(現在は解散)のボーカル千紗、北海道日本ハムファイターズオーナーの畑佳秀ら。

▽西武松本(明石商出身) 惜しくも昨年の夏は優勝に届きませんでしたが、このセンバツでは自分たちの力を存分に出して頂点に立ってほしいです。明石商業らしい元気な野球を聖地で見せてください!