日大三島が永田新監督体制で初練習 ナインも充実

  • 選手たちに肩周りのストレッチの仕方を指導する永田監督
  • ストレッチをする選手たちの様子を見て回る永田監督

高校野球の名門・報徳学園(兵庫)前監督で、昨年までU18(18歳以下)高校日本代表の指揮官を務めた永田裕治氏(56)が1日、新監督に就任した日大三島での初練習に臨んだ。

悪天候のため、グラウンドを使用することはできなかったが「(指導の現場は)久しぶりだったので、すがすがしい日でした」と、晴れやかな表情で話した。

練習開始前には、校舎内で約30分のミーティングを行い、選手たちの意思を確認。「全員が甲子園出場を目標に掲げていた。目が輝いているように見えた」と振り返った。練習メニュー終了後には、選手たちに「部室が汚いチームは勝てない」と声をかけ、清掃を命じた。「野球部は特別ではない。当たり前のことをして、多くの人に応援してもらえるチームにならないと」と、引き締めた。

ナインも充実した表情を見せた。進士凌大朗主将(3年)は「明るく接してくれたので、良い雰囲気で練習ができました」。エースの福原俊吾投手(3年)は「監督は元気があって、野球が大好きなのが伝わってきた。甲子園に向けて、何が足りないのかを教えてもらえると思うので、常に前向きにやっていきたい」と力を込めた。

89年夏を最後に聖地から遠ざかっている同校。昨秋は、地区大会で敗退した。永田監督は、現状を踏まえた上で「大きな目標は大事だが、まずは一歩ずつです」と冷静に話した。そして「ワンチームとなって、全員野球を心がけたい。誰もが『ここにいられてよかった』と、誇りを持てるようなチームにしていきたい」とビジョンを語った。【河合萌彦】

◆永田裕治(ながた・ゆうじ)1963年(昭38)10月16日、兵庫・西宮市生まれ。選手として、報徳学園3年時の81年夏に全国高校選手権大会で優勝。90年に同校のコーチとなり、94年に監督就任。チームを春11回、夏7回の甲子園出場に導き、02年には春のセンバツ優勝を果たした。主な教え子にロッテの大谷智久投手(35)、広島の小園海斗内野手(19)ら。