愛知県高野連は3日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、11日から予定していた第70回愛知県高等学校優勝野球大会の中止を発表した。同大会の上位8校が夏の県大会のシード校となる予定だったが、中止に際し今夏の県大会は平成8年の第78回大会以来、24年ぶりにノーシード制を採用することが決定した。

同連盟は文書で「この大会は全県をまたがって行われるものであり、選手・大会関係者の移動を伴う。この状態で感染リスク回避のための実施方法を検討したが感染リスクを十分排除することは難しく、場合によっては県内の感染拡大の発端となる可能性もあると判断した」と中止に至った理由をコメントしている。

同連盟はすでに3月9日に春季大会地区予選の中止を発表。また、3月25日には東海大会の中止も決定していた。