奈良県高野連は4日、中止となった全国高校野球選手権大会に代わり7月11日から開幕する各チーム1試合ずつの独自大会で2時間制を取り入れることを発表した。

河井泰晴専務理事(57)は「野球の試合は読めないので、早くから選手、保護者が集合すると密の状態となる。時間制になると集合などもしやすくなる。(休校が長引き)練習できていない部分もある。この状況の中で考えて決めました」と、時間制を取り入れるメリットを説明した。

3年生全員の試合への登録を認め、グラウンドで最後の試合を迎える舞台を整えた。無観客での実施だが、3年生部員の保護者はスタンドへの入場を許可し、1人3席ずつのスペースを使い密を避ける。7月11日から26日までの土、日、祝日に1日2~3試合ずつ、すべて佐藤薬品スタジアムで開催する。大会の詳細については今後も理事会を開き、詰めていく。