プロ注目の本格右腕、飯山(長野)の常田唯斗投手(3年)は、昨夏甲子園から一回りサイズアップした。182センチ、78キロ。8強に終わった昨秋県大会後、下半身強化に取り組み、スクワットの重量は20キロ増の140キロに。地道に鍛え体重は6キロ増。「いろんな種類のスクワットに取り組んできました」と課題だったスタミナへの自信が見える。

コロナ禍にも大きくメンタルが落ち込まなかった。「甲子園がなくなるのかなと思っていました。ただ、決まった時はすぐにこれからのことを考えたので、そこまでへこむことはありませんでした」。プロか大学進学か。いずれの道でも上のレベルに挑むと決めた。

持ち球もカーブ、スライダー、チェンジアップに、カットボールが加わった。今はツーシームにも取り組む。「まだ思ったように変化しないんです。まだ自分のものにできていません」。直球を軸に、変化球のキレで打たせてとる投球を目指す。【井上真】