PL出身の盛岡中央・奥玉監督、夏1勝に感慨/岩手

  • 盛岡中央対盛岡誠桜 盛岡中央の佐々木広太は3回から救援し、残り7回を5安打4失点で勝利

<高校野球岩手大会:盛岡中央7-4盛岡誠桜>◇5日◇盛岡地区代表決定戦◇岩手県営野球場

盛岡中央が3年ぶりの初戦突破で、PL学園(大阪)出身で昨春就任した奥玉真大監督(45)に夏初勝利をプレゼントした。

最終回、背番号7の佐々木広太外野手(3年)が最後を見逃し三振に仕留め、ようやく笑みを浮かべた。マウンドの悔しさをバットで晴らした。3回に左翼守備から2番手で救援も、4-0の8回に4失点で追い付かれた。直後の9回無死満塁で、左中間に走者一掃の決勝三塁打を放った。

昨夏の苦い経験を生かした。初戦(2回戦)の盛岡市立戦は3番手で救援。3点リードで勝利目前の9回裏2死二、三塁から、同点3ランを浴びて降板した。チームは延長12回、12-13でサヨナラ負け。「(継投は)練習していたので役割を果たせました。守備がカバーしてくれた。去年のような雰囲気になったけど、成長したところを見せられた」と胸を張った。

8回を除けば、7回まで1安打に抑えた。5番打者では5打数4安打4打点の大当たり。6回1死二塁で右前適時打、8回には左越え二塁打から3点目のホームも踏んだ。「チームの雰囲気を変えようと思った。ストライクゾーンの球を確実にヒットにすることができた」と振り返った。4安打の6番藤島涼雅捕手(3年)も「顔を残して低い打球を打つことができた」と女房役の務めを果たした。

就任2年目の奥玉監督にとっても、感慨深い夏の1勝目。「甲子園という目標がなくなっても3年間は無駄ではない。未来につながっている」と選手を鼓舞する。県大会出場も決め、新たな目標に向かって突き進む。【佐々木雄高】

〇…大先輩からのメッセージも盛岡中央ナインを後押しした。

大会前にOBの楽天銀次内野手(32)から「今までやってきたことを無駄にしないでください。必ず将来役に立つことが出てきます。今、この現状をしっかり受け入れて、強い気持ちで試合に挑んでください。隙のないプレーを」との熱い言葉が届けられた。奥玉監督も「子供たちがその言葉を胸に頑張りました」と感慨深げだった。