仙台東(宮城)は小雨が降る中、名取に7回コールドで勝利した。大量援護を受けて、エース右腕・佐藤辰海投手(3年)は126球の粘投。8失点(自責4)したが初戦を突破した。

コールド勝ちが見えた7回に1死満塁のピンチを迎えた佐藤辰は「この回で決めたいという思いが強いと力む。点差もあったので、リラックスして投げよう」と、冷静な投球を心がけた。

投球フォームを迷っていたエースだったが、ようやく固まってきた。参考にしたのはオリックス山本由伸投手で「今までは直球がシュート回転して落ちてしまうことが多かった。制球も安定して、きれいな回転の直球を投げられるようになった」と手応えを感じている。次戦に向け「後悔がないように腕を振って投げたい」と意気込んだ。