履正社の1番打者・池田凜内野手(3年)が同点の4回に決勝点となるソロを放った。

3-3同点の重苦しい雰囲気を振り払うような一撃だった。1ボール1ストライクからの外角直球にしっかり体重を乗せ、右翼フェンス後方のネットに突き刺した。高校通算20号、3回戦四条畷戦に続く2戦連発にも「たまたま飛んでくれた。(相手は変則投手だったが)来た球だけを打とうと思っていた。こんな試合を続けていたら勝ち残れない」と打った喜びよりも反省の思いが強かった。

池田は小深田大地内野手(3年)とともに野手では昨年全国メンバーのレギュラー。「1つ下のころから出してもらっている。自分がよくても悪くてもチームを引っ張れるようにしないと」と話す。この日は中安打、右二塁打、右本塁打、四球、死球、右安打と4打数4安打、6打席すべて出塁した。前回の試合でも4打席すべて出塁(右本塁打、四球、四球、中安打)しており10打席連続出塁中。バットでもチームを引っ張っている。