来春センバツにつながる第73回秋季高校野球東海大会が、24日に三重県内で開幕する。1回戦で東邦(愛知2位)と対する加藤学園は23日、同県鈴鹿市内で約2時間の練習を行った。内田歩希主将(2年)は「ウオーミングアップから雰囲気良くやれて、良い練習になった」と話し、充実感を漂わせた。

チームは前日22日に三重県入りし、初戦の会場となる四日市市営霞ケ浦球場で約3時間、汗を流した。その様子を米山学監督(42)は「選手たちは緊張していたようだった」と振り返った。それでも「あとは思い切ってやるだけ。彼らの持っている力をどれだけ出させるかが、私の仕事」と気を引き締めた。

内田は「チーム全体で受け身にならず、思い切った攻撃をしたい」と意気込んだ。強豪校が集う激戦ブロックに入ったが、2年連続のセンバツ出場権獲得を目指し、ナインの士気は高まっている。【河合萌彦】