雨天で16日から順延となっていた代表決定戦1試合が行われ、士別翔雲が天塩・豊富の連合チームを9-2の7回コールドで下し、2年ぶり5度目の春全道大会出場を決めた。

公式戦初登板の左腕、北村涼太(3年)が2失点で初完投。渡辺雄介監督(39)は「(1、2回戦で完投した)右の小笠原(大翔、3年)に加え、左の北村もしっかり投げられ収穫の多い地区予選だった。全道も夏につながる大会にしたい」と話した。

10地区予選の日程が終了し、全道出場16代表が出そろった。札幌地区からは選抜出場枠の北海を含め、初出場の札幌平岸など6チーム、室蘭地区は駒大苫小牧と北海道栄の2チームが出場する。他8地区は各1チーム。函館工(函館地区)、北照(小樽地区)、クラーク(空知地区)、旭川大高(旭川地区)、士別翔雲(名寄地区)、遠軽(北見地区)、白樺学園(十勝地区)、釧路北陽(釧根地区)が全道大会に駒を進めた。

全道大会は、18日の北海道高野連運営委員会で開催の可否を判断し、実施が決まれば同委員会後に、組み合わせ抽選を行う。予定通りなら24日に札幌円山で開幕し、30日に決勝を行う。