市和歌山が、明秀学園日立(茨城)にサヨナラ勝ちで準々決勝進出を決めた。

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昨春のセンバツで2回戦敗退だったDeNA小園健太投手、ロッテ松川虎生捕手のドラフト1位バッテリーとなった先輩を超え、19年以来の8強入りを決めた。

1点を追う6回2死一、三塁で4番の寺田椋太郎外野手(3年)が、明秀学園日立のエース猪俣駿太投手(3年)の甘く入った変化球をとらえ、一塁側ベンチへガッツポーズをしながら一塁へ。同点に追いついた。半田真一監督(41)は「こういう舞台で結果を出すために日頃からバットも振っている。それが成果につながっている」と4番の同点打を振り返った。

1-1で迎えた9回裏、1死一、二塁で米田天翼(つばさ)投手(3年)が前進守備の右中間を破るサヨナラ適時二塁打を放ち、試合を決めた。打席前にはタイムを取って半田監督から米田に「ここまで良いゲームをしてきたんだから、このチャンスで思い切って振りなさい」と伝えた。期待に応えた米田は「積極的にいけた。打った瞬間抜けると思った」と試合を決めた。

先発のプロ注目エース右腕の米田は、キレのある直球と変化球で、被安打9の1失点、141球で完投した。半田監督は「彼のピッチングに勝利の要因がある。ピンチも再三招いたんですけど、勝負どころで最少失点でしのいでくれたのが良かった」と奮闘したエースをたたえた。