長岡が春8強のシード校・高田北城に大勝した。打ち合いを制して、13-6の7回コールド勝ち。相手が投入した3投手から長短17安打を放ち、3回戦進出を決めた。15日は試合がなく、3回戦は16日から行われる。
長岡の強力打線がシード校を打ち砕いた。投入してくる3投手を次々と攻略した。「5、6点取られるのは覚悟していた」と言った藤巻辰也監督(33)。6点を失ったものの、長短17安打を集め13得点。7回コールドで勝負を決めた。
初回だった。いきなり無安打で2点を失った。四球、野手の失策、暴投で1失点。無死三塁では二ゴロの間に2点目を許した。一気に崩れていく局面。しかし立て直した。再び四球を与えて1死一塁になったが、エース兼主将兼3番打者の根津陽央投手(3年)は「(失点は)織り込み済み」とマウンドで動揺はなかった。遊-二-一の併殺で仕留めた。
2-2と追いついてから猛攻の口火を切ったのも根津の長打だった。3回、先頭で右中間への三塁打。藤巻監督が「スゲエなと思った」と振り返る豪快な長打は相手の動揺を誘った。四球と連続失策などで2点をあっさり奪う。主導権を握ると勢いが加速。「本来はクリーンアップで打ってほしい」と藤巻監督が期待する7番緒方風翔(かざと)一塁手は2本の長打。公式戦初スタメンの1年生、五十嵐蒼右翼手も2安打で存在感を見せた。
昨秋は初戦2回戦、柏崎工に1-3で負けた。以後、守備練習を一切やめ、体力づくりと打撃練習に専念してきた。今春は4回戦進出。8強入りは逃したが、昨秋王者の北越相手に5-6と接戦を演じた。打力アップは勝負強さにもつながった。根津は「いい時は流れに乗り、悪いところは引きずらない」というチーム目標を、試合の中で実践してみせた。【涌井幹雄】

