第95回選抜高校野球大会(18日開幕、甲子園)の組み合わせ抽選会が10日、大阪市内で行われた。
長崎県勢史上初となる「ダブル選出」された昨秋九州大会準優勝の長崎日大、同4強の海星が、初の「アベック初戦突破」を目指す。海星は第3日の第1試合で社(兵庫)、長崎日大は第4日の第2試合で龍谷大平安(京都)と対戦。海星は8強入りの16年以来、長崎日大は8強入りの93年以来の白星スタートを狙う。
◇ ◇ ◇
しのぎを削る県勢ライバル校の監督・主将が組み合わせ抽選会に臨み、史上初の「アベック初戦突破」へ気を引き締めた。
長崎日大の平尾大和主将(3年)は、リベンジ突破に意欲を見せた。昨年のセンバツ1回戦で、準優勝した近江の西武ドラフト5位・山田陽翔投手を打ち崩せず、延長13回の激闘の末惜敗。今回の初戦の相手は龍谷大平安。「小さい頃から強豪校と感じている。負けないように頑張りたい。先輩方がなしえなかった甲子園勝利を達成できるように、初戦突破を目標に戦って行きたい」と話し、名門相手に1年前の悔しさをぶつける覚悟を示した。
平山清一郎監督(43)は、キーマンとして平尾の名を挙げ「チームを引っ張ってくれている。去年の経験者でもありますので、先頭を走って、チームを引っ張ってくれたらと思います」と期待した。
一方で、海星は社の機動力を封じて初戦突破を狙う。加藤慶二監督(48)が「粘り強く機動力のある。引っかき回されて、守備が崩れると、一気に試合が決まってしまう。落ち着いて守っていくことを集中してやりたい」と警戒。田川一心主将(3年)は「投手が2枚いるんですが、その2人とバッテリー中心に、海星の伝統である守り勝つ野球をできれば勝利に近づく」とし、堅守を勝敗のカギに掲げた。
大会第3、4日に続けて登場する両校。「先に負けられない」と意識し合うモチベーションを糧に、白星発進にフォーカスする。【菊川光一】
◆社 04年以来19年ぶりの出場で、海星(長崎)と初戦を戦う。主将の隈翼内野手(3年)は「甲子園の球場だったり、ペースに飲み込まれないように。自分たちのペースに持っていけるようにしっかり準備したい。まずは1勝。どこのチームにも負けないという気持ちでやってきた。ひとつでも多く勝てるように頑張っていきたい」と意気込んだ。
◆龍谷大平安 エース右腕の桑江駿成(3年)を中心した堅守で、長崎日大との初戦を制す。全国最多42度目の出場。山口翔梧主将(3年)は「(桑江は)常に安定した投球をしてくれる」と絶対的な信頼を寄せ「守備のミスをなくして、いい流れで持っていきたい」と続けた。14年以来9年ぶりの日本一へ-。山口は「まず、初戦を死ぬ気で勝ちにいきたい」と意気込んだ。

