第95回選抜高校野球(18日開幕、甲子園)の組み合わせ抽選会が大阪市の毎日新聞本社で行われた。

史上初の2度目の連覇を狙う大阪桐蔭は、20日に敦賀気比(福井)と対戦。昨夏王者の仙台育英(宮城)は慶応(神奈川)との注目カードになった。両校は勝ち進めば準決勝で激突する。昨秋の東京王者・東海大菅生は初出場の21世紀枠、城東(徳島)と初戦。大会NO・1スラッガー真鍋慧内野手(3年)擁する広陵(広島)は二松学舎大付(東京)と対戦する。

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同じ地区同士が準々決勝まで当たらない抽選方式に戻り、地域的にはバランスよく散らばった。

4分割すると、V候補筆頭の大阪桐蔭が入ったブロックはハイレベルだ。昨秋の地区優勝10校のうち4校が集中した。九州王者の沖縄尚学は好投手がいる大垣日大(岐阜)を下しても、クラーク(北海道)東海大菅生、大阪桐蔭と地区王者との3連戦になる可能性がある。

大阪桐蔭は敦賀気比の右腕、辻晶太投手(3年)を攻略して打者陣のエンジンをかけておきたい。3回戦&準々決勝が連戦になり、打線の援護が不可欠。エース前田悠伍投手(3年)の起用法と、他の投手の使い分けがカギになる。

仙台育英も夏春連覇への道のりは厳しい。慶応に勝っても次は龍谷大平安(京都)。同ブロックには東邦(愛知)や報徳学園(兵庫)もいて、甲子園常連の試合巧者がめじろ押し。報徳学園の強肩、堀柊那捕手(3年)と高崎健康福祉大高崎(群馬)の機動力は注目のマッチアップだ。

広陵のブロックは好投手が多い。中でも専大松戸(千葉)の151キロ右腕、平野大地(3年)は大会屈指。ともに勝ち上がれば準々決勝で激突。4度目のセンバツ制覇へ戦力充実の広陵だが、主砲真鍋が徹底マークされる中、豊富な投手陣でカバーしたい。

山梨学院のブロックは実力が拮抗(きっこう)していて予想が難しい。好投手がいる東北(宮城)との開幕試合を制した方が勢いづきそうだ。智弁和歌山は自慢の強打でどこまで勝ち進めるか。

今大会からタイブレーク(無死一、二塁から継続打順で攻撃)が延長10回からに早まる。どのチームも9回まで同点でしのげば勝利のチャンスが広がる。秋季大会から数カ月が過ぎ、ただでさえ戦力がはかりにくいセンバツ。新ルールにより、番狂わせが多発する可能性は十分とみる。【アマチュア野球担当=柏原誠】