高校野球の南北北海道大会組み合わせ抽せん会が6日、行われた。旭川スタルヒンで開催された北大会は、初出場の足寄が春季と夏季の十勝地区予選に続き、3大会連続で開幕戦を戦うことが決定。13日の1回戦は、ともに勝てば北大会初勝利の士別翔雲と対戦する。春は帯広南商に10-0、夏は帯広柏葉に4-2で勝利した。元日本ハムの池田剛基監督(38)は「足寄高校野球部をアピールするには絶好」と、注目の高い開幕初戦を、手放しで喜んだ。

初の北大会進出を決めた2日は、同校OBで歌手の松山千春(67)が、自身のラジオ番組「松山千春のON THE RADIO」(STVラジオ)内で即座に反応。「ありがたいねえ~。俺たちのころにも野球部はあったけどさあ。まさかここに来て(北大会初出場とは)ね。休部したり、人が足りなくて困ってたりした足寄高校が、逆転サヨナラで北大会に出る(とは)」と、独特の“知春節で喜びを表現した。

松山の代表曲「旅立ち」を聞きながら湯船につかる原田侑樹捕手(2年)は「(ラジオのコメントは)うれしいですね。(北大会初出場を)“やったよ”って(松山に)伝えたい。練習中の差し入れなどで支えてくれる地元の皆さまにも、全力で戦って恩返ししたい」と北大会への抱負を語った。松山に限らず、多くの卒業生が、学校にメッセージを寄せる。

「野球の神様に『君たちは開幕ゲームをしなさい』と言われたように思う。打ったとか抑えたとか、勝ったとか、負けたとかを超えた感動を、お届けしたい」と指揮官。必ずや勝利というの名の幸せを、自分たちの腕で、つかみ取る。【中島洋尚】