つなぎの“クマリク”が打線をアップデートする。第105回全国高校野球選手権(甲子園)に出場中の花巻東(岩手)は11日、兵庫県内で調整。2番熊谷陸内野手(3年)はクリーンアップの前に出塁することを念頭に置く。後続には高校通算140発の佐々木麟太郎内野手、北條慎治外野手、千葉柚樹内野手(いずれも3年)らが控える。「自分の後は中軸に(佐々木)麟太郎だったりがいるので、まずは塁に出ることを第一に考えています」

熊谷は佐々木麟と金ケ崎シニア時代からのチームメートだ。「中学校のときから麟太郎と一緒で、花巻東に入って日本一を取ろうと会話をして」名門に入学。1年夏から主力に定着した。2安打1得点だった初戦の8日宇部鴻城(山口)戦は、4回に内野安打を放ち、敵失も絡んで無死二塁とチャンスメーク。続く佐々木麟の適時打で先制ホームを踏んだ。

13日の2回戦は8年ぶりの16強入りをかけてクラーク(北北海道)と激突する。「とてもいい投手がいるので、あまり打てないと思いますが、四球で出塁したり、投手の球数を投げさせたり、チームに貢献したい」。粘って粘って相手を揺さぶる。熊谷がくせ者ぶりを発揮する。【山田愛斗】