第105回全国高等学校野球選手権記念大会(6日~23日、甲子園)を制した慶応が25日、横浜市内の日吉台グラウンドで新チームを始動させた。
練習前には森林貴彦監督(50)によるミーティングが行われ、U18代表メンバーに招集された丸田湊斗外野手(3年)を除く全部員が参加した。森林監督は「3学年全員で勝ち取った優勝ですごく誇れる成果。でもこれを人生最高の思い出にしないで」と呼びかけた。
新チームの主将は前チームで主に「4番右翼」として活躍した加藤右悟外野手(2年)に決定した。例年通り2年生部員と3年生部員の投票により決定した。新チームでは捕手としてプレーする。大役が決まった加藤は「チームをまとめて日本一になりたいと思っていた。(前チームに)縛られすぎてしまうと楽しくできないと思うので、自分たちの学年のカラーを意識してやりたい」と抱負を語った。
指揮官は期待と不安が混じる。全国制覇し新チームを迎えるのは初めての経験だ。約3週間ぶりに日吉台グラウンドを訪れ、「調理人がまだ冷蔵庫開けただけみたいな感じ。こういう食材あるのか、今日何作ろうみたいな。逆に言うとちょっと違うチームを作れるんじゃないかっていう期待と不安が半分」と心境を吐露した。新主将の加藤には「(前主将の)大村(昊澄=3年)のまねをしないで、加藤は加藤のキャプテン像を作っていってくれたら」と期待を込めた。【黒須亮】

