4強が決まった。藤枝明誠は2年連続のセンバツを狙った常葉大菊川を3-0で下し、の進出。日吉結雅(ゆうが)投手(2年)が、4安打完封の好投でチームを勝利に導いた。浜松開誠館、日大三島、聖隷クリストファーも勝利。準決勝は23日に草薙球場で行われ、勝った2校の東海大会進出(上位3枠)が決まる。

  ◇  ◇  ◇

背番号「11」の日吉が、マウンドで輝いた。藤枝明誠の3点リードで迎えた9回2死二塁。最後の打者を右飛に打ち取ると、重圧から解放された表情が緩む。昨秋東海準Vの常葉大菊川打線を散発4安打に封じ、練習試合も含めて初の完封を飾った。「ホッとしました」。笑顔で整列に向かい、駆け寄るナインと笑顔でハイタッチを交わした。

託された今秋2度目の先発。持ち味を存分に発揮した。「今日はカーブがきれた。カウントも取れて、決め球としても有効に使えた」。鋭く落ちる武器を軸に、最後まで的を絞らせなかった。「変化球で打たせて取るのが自分のスタイル。良さを出せたと思う。ベストに近い投球ができた」。奪った三振は5つ。文字通り、打たせて取った。

前日16日に行われた三島南との3回戦(3○0)でも、6回から2番手として登板。52球を投じたが「疲れよりも『抑えてやる』という気持ちしかなかった」。連投も意に介さず、120球の好投でチームを3年ぶりの4強に導いた。

東海大会進出を懸けた準決勝では、聖隷クリストファーと対戦する。日吉は「絶対に勝ちたい。投手陣できっちり抑えられるように、気持ちで向かっていきたい」と力強かった。まだまだ、チームのために左腕を振る。【前田和哉】