19年夏以来の甲子園を狙う関東第一が主将の高橋徹平内野手(2年)の2ランなど打線が12安打12得点と爆発し、2回戦へ駒を進めた。
どんぶりいっぱいの白米を朝昼2杯、夜は3杯以上平らげる180センチ、90キロの高橋が、キレッキレの鋭いスイングを見せた。9点リードの3回無死一塁で迎えた第3打席、高校通算37号となる2ランを左翼席に突き刺した。高々と舞い上がった打球に「外野の頭を越えればいいかなっていう感覚だったんですけど、うまく伸びてくれました」と胸を張った。
春夏合わせて甲子園通算21勝を誇る名門の4番に慢心はない。アーチ前後の打席で反省が残る。第2打席と第4打席では、ともに3ボールから打ち損じ、内野ゴロ。米沢貴光監督(47)は「打ったのは良いこと。でも凡打の内容がダメなんで、そこをもっとしっかりやってほしい」と主砲への要求は高い。高橋も「内容的にすごく悪かったです」と猛省した。
豪快な打撃とは裏腹に、自分の体を自在にコントロールする。中学時代は体重110キロ。高校入学後に米沢監督から減量を指示され、「キレが出ました」と20キロの減量に成功。捕手として入部も、軽快な動きを手にして三塁を守れるようになった。つらい減量期を乗り越えたのかと思いきや、「体重を減らすもの増やすのも得意なので、苦労はなかったです」とケロリ。減量を終えた今も、満腹感が足りなければ「おかわり」するが、「動いて調整してます」とベストコンディションをキープする。ひときわ目立つ立派な太ももは、ストイックにトレーニングを積み重ねてきたたまものだ。
主将としてこの秋目指すのは優勝のみ。初戦を突破し「次もホームランおかわりしたいです。でもチームが勝てるバッティングを心がけたい」と意気込んだ。チームメートに「ぶーちゃん」と親しまれる大砲が約5年ぶりの甲子園に向け、さらなる「おかわり」を続けていく。【黒須亮】

