高校野球の秋季北海道大会が18日、初開催の札幌ドームで開幕する。17日、9校が公式練習を行った。釧根地区代表で4年ぶり出場の別海(べつかい)は、3季通じての道大会初勝利を目指す。全道切符をつかんでから約2週間、硬い札幌ドームのグラウンドを想定し、地面に人工芝を敷いて捕球練習するなど対策を練ってきた。19日、苫小牧中央と対戦する。

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全道初勝利を狙う別海ナインの準備は整った。会場の札幌ドームで行われた30分の公式練習で、選手たちはシートノックなどの守備を中心に、グラウンドの感触を確かめた。捕手の中道航太郎主将(2年)は「距離感もつかむことができた。みんなもいい感じで動くことができていたと思う」と手応えを口にした。

選手たちは、人工芝でプレーの経験を持っている。釧根地区予選が行われているウインドヒルひがし北海道スタジアムは、地面にゴムチップなどが入り層になった全面人工芝の球場。それでも島影隆啓監督(41)は「芝の長さが全然違うのと、コンクリートの上に(芝を)敷いているので、硬いというのが情報としてあった」と札幌ドームの特性について感じていた。

10月1日の地区代表決定戦で勝利し、全道出場を決めた翌日に早速、島影監督は動いた。ホームセンターへ出向き、ロールタイプで長さ5メートル×幅1メートルほどの人工芝を2枚購入。翌日から学校のグラウンド横の地面に敷いて、芝の上でボールを転がした捕球練習や、ステップの踏み方を繰り返す練習を積んだ。中道主将は「ノックでも球際の勝負ができていたり、いいプレーができたかなと思う」と、この日の練習で成果を感じた。

秋の全道は3度目の出場。00、19年ともにコールド負けを喫している。島影監督は「今回は最低で全道ベスト4という目標を立てている。まずは初戦を取って1戦1戦強くなっていってほしい」と選手たちに期待した。初戦(2回戦)の相手は苫小牧中央。中道主将は「自分たちの野球をすれば絶対勝てる。大声を出して、全力疾走を徹底していきたい」と力を込めた。【山崎純一】