今大会唯一の初出場校、熊本国府が初戦で敗れた。坂井理人投手(2年)が粘ったが、じわじわと東京王者に差をつけられた。

快進撃を続け、創部18年目で初の全国大会。人工芝での試合経験もなかった。1回表の守備。無死二塁で、いきなり守備の要である遊撃の山田颯太内野手(2年)がバウンドを合わせられず、失策した。先制の1失点につながった。

それでもズルズルといかなかった。主将の野田希内野手(2年)は「最初にエラーが出てしまったけど、少しずつ適応できたのでよかったです」とうなずいた。

練習時間の8割を守備に費やしてきた。学校からグラウンドまでバスで約40分かかり、練習時間は実質2時間ほど。限られた時間の中でも、こだわりを持って鍛えてきた。守備の要のミスでナインに動揺はあったが、落ち着きを取り戻し、中盤まで接戦を演じた。この秋の快進撃を支えたのは自慢の守備。神宮でも手応えは感じられた。

来春、初の甲子園出場を確実にしている。関東第一のそつのない走塁、試合運びなど全国レベルの野球を体感できた。山田祐揮監督(30)は「関東一高さんが今日やったような野球をやりたいです。大味ではなく、緻密に作戦を練りながら進めていく野球を目指したい。子どもたちに連れてきてもらった神宮。これから一緒に成長していきたい」と、初の全国経験を無駄にするつもりはない。

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