星稜(石川)の山下智将監督(42)が、体を張ってナインを鼓舞した。2日連続で雨天順延となり、甲子園三塁側の室内練習場で約1時間半の練習を実施。フリー打撃では自ら打撃投手を務め、芦硲晃太主将(3年)、萩原獅士内野手(3年)ら中軸の打者らを相手に息を切らし、汗を流しながら約100球投げ込んだ。

2日連続の中止で落胆する部員の表情を見て、打撃投手を務めることを決断した。宿泊先のホテルから甲子園に移動するまでのバスの中で、「『やりたかったな』というか、ちょっと気持ちがなんかいったん沈んでいる感じだったので、気持ちを入れるためにもというところでやりました」と説明した。

冬場は毎日打撃投手を務めているといい、多い時では400~500球を投じるという。山下監督は「今日は久しぶりだったので、ちょっと持ちませんでした」と苦笑いで振り返った。

この日練習を見守り、自身は「毎日ノックとバッティングピッチャーをやっていた」という山下智茂名誉監督(79)は「いいんじゃないですか。ちょっと選手が気合が入ってない時に、監督が自ら投げるというのは一つの手だと思いますね」と話した。